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‐そもそも鍼灸ってどんなものか‐

 

・まずは普通の鍼灸ってどんなイメージでしょうか。…痛い、熱い、中国が本場、という感じでしょうか。

 

・今鍼灸学校で学ぶのは、国家資格に受かるための、西洋医学(解剖学・生理学・病理学・臨床医学各論など)の知識と、東洋医学(経絡経穴・東洋医学概論・はりきゅう理論など)知識です。そして皮膚に、鍼を刺しお灸を据えるという技術です。

筋肉を緩めるための筋肉への鍼灸、皮下組織を物理的に刺激する美容鍼に関しては、まだ科学的にも実際的にも効果はみてとれます。ただ肝心の教科書で習った経穴(ツボ)に鍼灸をして、効くと自信を持って卒業する学生はほとんどいないと思っています。

 

・学生時代に学外の治療院や様々な流派での研修に参加したり、卒業後に就職する鍼灸院で指導を受ける中で、鍼灸の研鑽が始まるのです。

 

・本人の意識と行動、運次第でいくらでも差がでます。鍼灸師が10人いれば、皆やり方も効果も違ってきます。鍼灸は効かないと止めてしまう鍼灸師も多くみてきました。

 

・中国へ留学した友人もいますが、証書を貰うだけで、あまり得るものはなかったと帰ってきた人もいます。中国から日本に鍼灸が入ってきて、繊細な日本人によって日本でも素晴らしい流派が数多く作られたと思っています。中国にいても、日本にいても、どこでどう、誰から学んだかが大事なんだと思います。

 

・私が今鍼灸と思って大きく分別するとしたら、次の3つに分けます。

 

肩凝りや腰痛など整形外科疾患に対する、局所的な鍼。

筋肉の凝っているところへの鍼です。

マッサージより局所に到達して刺激できる分効きはいいですが、症状としては日々の生活で戻りやすいと思います。

 

肩凝りや腰痛など整形外科疾患、内科や婦人科など内臓疾患に対する、東洋の365個のツボを刺激する鍼。

鍼灸師の流派・研鑽度により、効きの程度は様々です。

教科書的なこの365個のツボは、実は中国である時期に、政治的な介入もありながら整理されたものとも言われています。そして最近もアジアの国々でツボの位置を統一するとのことで、学校で習うツボの位置が変わりました。しっかり固定された絶対的なものでもない訳です。この365個のツボの教科書的な位置は参考程度に、しっかりとお一人お一人の身体を診てツボの選定し刺激量も調節するのがいいと考えます。上手な先生は独自の感覚を持っていたりもします。

 

肩凝りや腰痛など整形外科疾患、内科や婦人科など内臓疾患に対する、感覚を頼りによりオリジナルのツボを見つけ刺激する鍼。

感覚研鑽が必要ですが、感覚を磨き続け切磋琢磨するほど、よりお一人お一人の状況に合ったポイント(ツボ)を探し、より効く治療が展開できます。流派としては、感覚は伝えるのが難しいこともあり、なかなか少ないと思います。

症状の箇所だけに縛られず、365個のツボの位置にも縛られず、磨いた感覚を信頼しながら、身体全体をみて、症状の原因からの対処、根本的な治療が可能になると思います。

 

私がご縁をいただいた治療法はのスタイルです。私は元々感じるというより頭で考えるタイプだったので、感覚を身に付けるまではかなり苦労しました。ただ、今は感じる治療の深みを存分に味わっています。合ってたんだと思います。新しめの珍しい流派だったので出会えたのは幸運でした。流派は始原東洋医学といいます。

 

・今はたくさんの鍼灸師がいますが、一人一人の鍼灸師がどういった治療法に魅力を覚え展開しているのか、どれがいいとかではなく、どれも探究心をもって絶えず磨き続けていれば到達できるところはあると思います。治療を感じてみて、他と比べてみたりもしながら、鍼灸という分野に親しんでいただけるととても嬉しく思います。そして我々鍼灸師側も、一般向けにお試しの機会を設けて、鍼灸を感じ比較し楽しんで貰う機会を作ったり、鍼灸師同士の流派を超えた交流をし、鍼灸界全体の発展に向けて研鑽したりと、努力していかないと、とも思います。

 

‐当サロンの治療法について‐

・当サロンは始原東洋医学という流派を使用しています。鹿児島の内科医、故有川貞清先生が創始されたもので、比較的新しめの流派です。

※日本初の鍼灸大学である明治国際医療大学で最近副教科書として使われている「新しい鍼灸診療」という本がありますが(一番右)、これに始原東洋医学もかなりのページ数で記載されています。

※本は三冊とも専門書です。内容が難しいとよく言われますが、流派の感覚が身に付けば身に付くほど、役に立つ本でもあります。

 

 

・この流派は、教科書の365個のツボも特殊な感覚を持った先人が発見したとし、その感覚を身に付けることで、よりお一人お一人に適したツボを見つけ、適した刺激をしていこうというものです。

※教科書にある365個のツボを全く意識しない流派なため、感覚を習得し、ある程度研鑽しないと治療できないのが始原東洋医学の特徴かと思っています。

 

〔故有川先生の唯一の著書。流派の教科書です。〕

〔流派の特殊感覚で経絡を再確認した、先輩達の渾身の一冊です。〕

〔最近注目されている様々な新しい鍼灸流派について記した本です。〕


 

 

・具体的な考え方としては、人は大地からの気が真っ直ぐ身体を通っている状態を、自然治癒がしっかり働いている状態とし、気が通るのを妨げている気の滞りが症状を引き起こすとしています。つまり、気の滞りの回復が治療の目的となります。

 

・特殊な感覚で身体の滞りを見つけ、身体のバランスを調整しながら、一つ一つ順番に気の滞りを消去していきます。

 

・身体自体もその滞りを消去すべく、臓器からエネルギーを借りようとしていたり、皮膚まで経絡を伸ばしその先、経穴(ツボ)を通して外界のエネルギーを取り入れようとしています。その皮膚にあるツボを探って、適した刺激をしていく中で気の滞りの消去をはかっていきます。

 

・大体の場合、気の滞りのある時に、身体がその消去のために出すツボは対で出てきます。プラス点とマイナス点と流派では表現していますが、この二つのツボに相対的な刺激をしていきます。温める(お灸)と冷やす、銅の棒とアルミの棒、磁気刺激のN極とS極、ダイオードのカソードとアノードなど、一つ一つのツボに適した刺激を選びます。鍼を使う時は、鍼先を鍼の筒を介して磁化させて使います。これらの適刺激が、体内の電子の流れを誘導し、気の滞りの消去へと繋がっていきます。

 

・気の滞りを探す時、そしてプラス点とマイナス点のツボを探す時は、触覚に邪魔されないために触れずに、皮膚の少し上で探していくのですが、その様子はとても不思議で、気功と間違えられることもよくあります。が、私自身は自分のやっていることは気功として捉えていないです。経絡の流れやツボをそれぞれの身体に探し、感知しているというイメージです。故有川貞清先生も、気功経験者には混乱しないようにと気功を禁止してしまうほど、別のものとして指導されていたと聞きます。

 

・この気の滞りが無くなれば、身体は治癒がしっかり働く状態となり、症状もすぐ変化していき、身体も軽くなります。この即効性とはっきりした効果がこの流派の特徴でもあります。

 

・私自身、最初は教科書的な365個のツボも併用していこうとしていたのですが、この流派に完全に切り替えてからは、治療効果も妊娠率も格段と上がりました。それ以来、通常の教科書のツボは全く使っていません。感覚を使って見つけたツボが、教科書でも有名なツボであることはあります。

 

※具体的な治療の流れについてはこちら → サロンご利用案内


‐どんな人にオススメか‐

 

・ご自身の症状への新しいアプローチを探しておられる方

どこに行っても良くならない方など、とても斬新で非侵襲的な治療法だと思いますので、是非試してみていただければと思います。

 

・ご自身の身体のより良い状態を感じてみたい方

治療後、身体に大地の気がしっかり通り、しっかり自然治癒が働いている状態を皆さんは、「身体が軽い」「身体に風が通っている感じ」「細胞が喜んでいる感じ」「身体の障壁がなくなった感じ」「安定して立てている感じ」など、個性的に表現されます。そういった状態を体験してみたい方。

 

・身体がとてもリラックスした状態、心地よく深い寛ぎを得たい方

治療中、9割の方がいつの間にか眠りにつかれます。ご本人的には、起きているのと寝ているのの中間位と言われる方が多いですが、瞑想的な状態にも近いのかなと思っています。通常の睡眠とは違う眠り?リラックスの時間になるようで、それをとても楽しみに来られる方も多いです。身体の力を抜いておられる方ほど、よりそういう状態にはなりやすいかもしれません。私的には、治療で身体に大地の気が徐々に通っていく中で身体の治癒力が上がり、修復作用が強まる中で、身体がそういう半分休眠するような状態になりやすいと認識しています。

 

・ご自身の身体の状態を知りたい方

いつも最初に症状についてたくさんのことをお聞きしていくのですが、その後お身体を診せていただいた時に全く違う側面が出てくる場合もございます。ご本人の主張と身体の主張が違うということもあるのです。そういう時はご本人はご自身の身体に対しての新しい認識を得ます。

例えば、左の四十肩様の症状の方で、気の滞りを診ると右肩、そしてツボも右肩ばかり出た方がおられました。結局左肩は全く触れずに治療は終わったのですが、左肩症状は良くなっていました。なんでだろうとご本人にお聞きすると、「そういえば右は事故で手術して金属が入っています!四十肩様の症状が左にたまに出るようになったのもその時からかもしれません!」と言われるのです。右肩手術後の金属が入った状態が流れの悪さを作り、そのバランスを取るために左肩に症状が出るようになったと思われます。その方はその治療後は全く症状は出なくなったと聞きます。

 

ご自身で身体をケアできるようになりたい方

慢性的な症状の時など、原因となる気の滞りを解消するためのツボがまた出てきやすいかもと感じるタイプの方がいます。そういった方にはその症状が出てきた時にはご自身でどう対処できるのか、お伝えすることができます。ご自身でご自身の症状をケアすることができるようになった方も多くおられます。

 

・身体を労わりたい方

身体はいつも、体調が悪くなっても何とか身体のバランスを取りながら、頑張って日々の生活を支えてくれています。身体を改めて労わりたい方など、身体が無理せず万全に治癒が働くようにとサポートする、当サロンの治療法をお試しいただきたいものです。

 

・身体が繊細で、食べるものや触れるものなど、刺激にとても敏感な方

身体に細かく寄り添い、必要な場所にだけ、必要なだけの刺激をしていくので、身体に余計な負荷がかかりにくい治療法と自負しています。お試しください。自然治癒が働き、修復のために必要な反応はまれに出る方もおられます。

 

・症状をできるだけ早く治したい。

治療で気の滞りをみていると、症状の回復を邪魔しているような気の滞りがある方も多いです。しっかり治癒が起こるために順序だてて身体にアプローチすることで、結果治癒も早くなります。

 

・症状を根本から治したい。

表面的に症状だけ診ても、なかなか治らなかったり症状が戻ることもあるかと思います。何が原因か、身体に聴きながらの治療だからこそ、戻りがない、もしくは症状が滅多に出なくなる身体になります。

 

※特に、症状がある時(生理痛であれば生理の時など)来ていただけると、身体が特に強く主張していますので、よりきめ細かく確実な治療ができると共に、しっかり実感していただけると思います。無理にツラい身体を引きずってまでとは言いませんが、ご考慮下さいませ。

 

‐妊活用の治療の工夫‐

 

当サロンでの妊活に対する鍼灸治療では、

 

①不定愁訴のない元気な身体作り

痛みや不快感などを取り除くことはもちろん、疲れにくい身体作りとして、身体全体の機能向上に取り組みます。体感は早い内にしていただける方がほとんどですが、卵子が体調の影響を受け始めるのは排卵の三か月前からと言われており、よりよい卵子作りを考えると三か月は一つの体調を整える目安となります。

 

②痛みのない整った生理周期作り

生理や排卵の時には身体のエネルギーが通常よりそちらに必要となります。機能的な問題であれば治療で対処もできますが、エネルギー不足により痛みが生じることもあります。生理や排卵前は、飲み過ぎや寝不足など、身体を疲れさせることには注意が必要です。

 

③周期が大きく動く生理時や着床前など大事な時期のサポート

生理が始まった時の卵巣が動き始めるスタートダッシュのサポート、着床期前に一番いい身体の状態に調整しておくこと、着床期以降の子宮を中心とした小まめな変化に応じたケアなど、お一人お一人の状況に合わせた丁寧なケアをしていきます。着床確認後には子宮での胎盤作りにより疲れがちになる方が多く、本人の自覚症状もお聞きしながらも胎盤が完成する12週まではしっかり診させていただくことが多いです。

 

という3段階の流れで考えています。

 

西洋医学での不妊治療スケジュールに合わせたサポートに関しては、

‐ 薬使用の採卵周期には、卵巣が過剰反応をする傾向の方や不快感が出やすい方、卵が取れにくい方などは治療によって採卵周期をサポートします。逆に、治療が薬の作用をマイルドにしてしまうことがある方への治療は控えることもあります。採卵前の体調作り、採卵後や移植前の体調調整などはオススメしております。採卵後、移植までに一周期空ける場合などお休み周期にも、回復のための治療をしていきます。

‐ 薬不使用の不妊治療全般においては、より周期を充実させるためにしっかり全身的な治療と生殖器やホルモン状態に焦点をおいた治療を行います。