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■感覚を育てる時間

いつもの治療後のご本人チェック。ご自身でいつも最後に確認してもらう。

 

 

「来た時と比べて、症状の体感、違和感、左右差はどうですか?」

「姿勢が変わったり、動きが加わると、身体の状態が変わることもありますが、どうですか?」

 

しっかり症状が無くなったのを確認して、もしくは症状が出る場合は症状が収まるツボを再度探して治療して、養生のツボとしても押し方を覚えて帰ってもらう。

 

最後の患者さん主体の時間。しっかり感じること、ご自身で表現することが、感覚を育てて信頼することへと繋がっていく。

 

「こう動かすとこの辺が気になります」

「来た時よりはいいですけど、動かすと少し今度はこの辺が不安な感じです」

そんな、フワッとした表現をそのままにツボを探す。

 

患者さんがご自身の身体を詳細に感じているときは、身体も意識が行き渡ることで治ろうとする方向性が強まるように思う。そしてこちらもツボが捉えやすくなる。

 

この、感覚を感じようとしている時間、感覚を一緒に育ててるような時間が好き。