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■感情は味わい流していく

ご夫婦での治療時。普段寡黙なご主人が問診時に何故か仕事のストレスの話になりどどどーと思いを吐き出す流れに。

 

東洋医学では臓器に感情が溜まるとはよく言ったもの!吐き出す中で、はじめは頭で考えていたからか頭に気の滞りがもやもやしてたのが、すすすーと降りてきて腹がもやもやし始めた!

その後の治療ではその溜まって出てきてくれたものも併せて、がっつり治療していくことができた!

 

次は奥様と問診すると、「私も吐き出したいと思って内容を考えていたんです!」と張り切っていつもの彼女にはない勢いで語気を強めて語り始める。もちろん私がどうこうできるものではない。でも聞いて、気になれば質問したり相槌を打ったり感じることを伝えたり。。でも主体は感情を吐き出すという彼女。そしてその目的の中、やはり気滞は頭から腹に移動していくそしてそのまま落ち着いていった!!!

治療は、出てきた感情エネルギーを昇華しきって力が抜けた身体を丁寧に整える作業に。おおおー彼女は自分で上手に治してしまった、とも思った。

 

溜めた感情は身体に負のエネルギーとして溜まり影響していく。そしてそれははっきりとした「吐き出すぞ」という主体の意図と、しっかり関心を注いでそこに存在するという客体がある中で、昇華されていくのだと実感する。

 

普段の治療でも、どどどーと話していただく中で、身体の力がいい具合に抜けて勝手に良い状態に移行していくのは感じてはいたけれど、これだけ意図的にそれを行なった彼女は素晴らしい!