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■自分取扱書は自分で作る

「冷え性のツボ特集やってましたね!」と患者さん。大体その次の言葉は決まっている。

 

 

 

「効くんですか?」

きた!

 

私はいつも同じように答える。

『絶対的な答えはないと思って下さい。効く人もいれば効かない人もいる。効く時もあれば効かない時もある。身体のその時の状態によるので、気になれば試しにやってみて下さいね。』

 

いろいろTVや雑誌をみると、サプリやストレッチや食事や皆「◯◯式」とか「◯◯法」と名付けて、すべての人に効くかのように宣伝している。

 

ただ、やっぱり効くのかは、その人の体質による、その時の状態にもよる。と思っている。

 

口コミがあっても、友人に合っても、自分に合わない時もある。自分の感覚でチェックするしかない。

 

例えば私は、ある程度の経験や知識のもと、

①気になったものがあれば、まず試す。

②そして自分に合いそうならば続けてみる。

③合うか(効くか)分からなくなれば一度やめてみる。

④そしてやっぱり必要と思ったら常習になる。

⑤でもたまにはやめてみる。

 

といろいろやって、今は結局何も常習ではない感じ。基本生活習慣で十分な感じで。

・生理の時はよく寝る。あまり食べすぎない。身体の感じで微調整。

・寒いときは足湯を42度で15分。全身汗ばむくらい。身体全体の巡りが一気に良くなる。良く眠れる。

・疲れがたまったら、やっぱり寝て休む。もしくは、思考を休めて身体や疲れているところに意識を配る。エネルギーが各部位に充満する感じが心地いい。

・暑いときでも、クーラーや扇風機の直風を浴び続けることはしない。熱を持っている時には集中的に浴びることはあるが、落ち着いたら首振りにしている。

 

いろいろ、いろいろ、自分取扱書がある。もちろんいざとなれば自己治療するけれど、ほとんどはそこまでいかない。

 

話は戻るけれど、TVや雑誌で言われるツボも、一度は使ってみればいいと思う。試してみて、心地よく、冷えの状況が変わるようなら、積極的に使うのもいい。ただ、より効くツボを探せるようになると、合わないツボもあるというのも知る。有名なツボはほぼ大丈夫とも言えるけれど、心地よくないと感じれば使わないのがいいかと思う。

 

頭の知識よりも、身体の声が大事。