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■身体の声を聴く

治療の時にはいつも問診をする。もちろんご本人に。

 

その気になる症状は

・いつから

・何をきっかけに起こり

・どのような経緯を辿り

・今の寛解因子や増悪因子は何で

・今日はどうなのか

聞くのだ。

 

そして、それを一度全部置いて、今度はその方の身体に聴く。

流派ならではの望診という感覚で。

 

・今一番どうにかしたい箇所はどこで

・どの範囲までそれが身体に影響しているのか

・本人の気になる症状とどう関係しているのか

 

そして、治療に入る。

 

本人の声と、身体の声は一致しないことの方が多い。本人が感じている症状は身体が頑張ってあちこちカバーしてバランスを取ろうとして、もうどうにもならなくなったときの結果の症状だから。

 

修復しようとするときは、そのどうしようもならなくなった状態から、バランスを崩さないようにしながら、解いていく作業になる。内臓の機能改善からの方もいるし、司令塔の頭のスイッチを入れ直すようなところからの方もいるし、急性の時はひとまず症状がある局所からの時もある。

 

身体の声は思いもよらないところにある。そしてどの身体をみても、頑張って修復しようとしているそのひたむきさに、ただただ頭が下がる。

 

なので、治療後に「身体が頑張ってくれているんですね。もっと大事にしようと思いました。」という一言を貰うとき本当に嬉しい。身体もとっても喜んでるはず^ ^