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風疹抗体検査

 

妊娠中に風疹にかかると、生まれてくる子供が先天性の白内障や難聴、心臓病になる確率が高くなります。見えず、聞こえない、障害をもつ子供です。病名としては先天性風疹症候群といいます。 

 

奥様が妊娠中に風疹にかからないよう、旦那様が風疹にかかって奥様に移すことのないよう、夫婦で風疹抗体のチェックをすることは、とても重要な妊活の第一歩です。

 

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実は風疹ワクチンの接種を受けていない、幼い頃に風疹にかかっていない、と言うことで風疹抗体を持っていない人も珍しくありません。生まれた年代や性別によって、風疹のワクチン接種の機会に差があるのです。

 

・平成2年4月2日以降に生まれた人

ほぼ確実に抗体を持つための2回のワクチン接種(公費)。

・昭和37年度から平成元年度に生まれた女性、もしくは、昭和54年度から平成元年度に生まれた男性

ワクチン接種は受けていても1回。1回のみだと抗体は弱まっている場合も。

・昭和54年4月1日以前に生まれた男性

1回も受けていない。

 

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実際、先天性風疹症候群の症例数としては、2012年は4人、2013年は32人、2014年は9人、2019年は4人となっています。風疹ワクチンの接種をしていたはずの母親からも先天性風疹症候群のお子さんが生まれた例もあることから、妊活前の念のための風疹抗体チェックはしておいた方がいいと言えるかと思います。(国立感染症研究所のデータ参照)

 

妊活前にはご夫婦揃って、風疹の抗体検査、予防接種を心がけてください。