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妊活で必要な検査

 

検査は本当に大事です。

 

妊娠するためには、

①卵子が正常に育ち排卵できていること【女性側:ホルモン検査(血液検査)・超音波検査など

②精子がしっかり生きて運動していること【男性側:精液検査・フーナーテストなど】

③卵子と精子が出会うための卵管が通っていること【女性側:卵管造影検査・通水検査など】

④卵子排卵の時期に精子が卵管内で待機できるよう性交渉がタイミングよく行えている、もしくは頻繁に性交渉を持てているか

4点が重要になってきます。

 

④に関しては、基礎体温をみながら生理が終わってから排卵し高温になるまでの期間に、2-3日に1度、性交渉を持てているのが理想かと思います。もし1年以上しっかり性交渉を持てているのに妊娠できない場合は不妊症と分類される訳ですが、まずは①~③の確認のために不妊治療の経験豊富な病院で検査をして貰うことが大事です。特に35歳以降は一般的に妊娠率が下がっていくと言われていますので、もし検査がまだでしたらまず検査を受けられることをお勧めします。

 

①に関しては、ホルモン検査(血液検査)で、低温期は卵の発育状態やホルモンの状態を確認し、高温期は排卵がしっかり行われているか確認できます。②に関しては、精液検査で精子の数や運動率をみれますし、フーナーテストで性交渉後の膣内での精子の状況も確認できます。③に関しては卵管の造影検査です。卵管の通水検査などは卵管の通りを良くする治療としての側面もあり妊娠率も上がると言われています。

 

検査に引っかかると、その状況によって妊娠に向けての治療の選択肢が限られてきますので、早めに検査をしておくことが肝要です。最近は卵巣機能の状態をみるAMHの血液検査もスタンダードになってきました。卵巣で育っている排卵3か月前の卵の出すホルモンを調べることで、卵巣の機能や卵の状態を推測でき、治療の選択の参考になります。