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妊娠までの道のり

女性35歳 男性34

妊娠を希望し始めた時期:(X-3)年1月頃

 

【西洋医学】

婦人科治療を受け始めた時期:(X-3)年1月頃

Aクリニックにて〕(X-3)年1月~ 

検査:精液検査で運動率 →精巣静脈瘤→手術→変化無

治療:人工授精7回(-)

Bクリニックにて〕(X-1)年4月~

検査:ホルモン検査で高PRL →カバサール

治療:体外受精① (X-1)年5IVF(アンタゴニスト法)20-8-4胚 3回分として4

         6月ピル調整‐7ET(ホルモン補充)(-)

8月リュープリン‐9ET(ホルモン補充)(+)心拍確認後8W流産

11月ピル調整‐12ET/2seet(ホルモン補充)(-)

   体外受精② X年1IVF(ショート法)16-15-10胚 3回分として5

         2月ピル調整‐4ET/バファリン有(ホルモン補充)(+)心拍確認・卒業         

 

【東洋医学】

鍼灸開始時期:(X-1)年4月頃

所見:生理(塊無・色鮮・痛無) / 生理前症状(胸の張り・食欲↑) / 排卵時(おりもの有)

   基礎体温(低36.3 ~22日・高36.6-8 ~10日)

施術:体外受精に向けての施術 (X-1)年4-7IVFETに向けて12(移植前後含)

8-97(移植前含)10月妊娠後1

11-127(移植前後含)

X年1-2IVFに向けて4

3-4ETに向けて7(移植前後含)4-5月妊娠後4

 

【その他】

◆布ナプキン →月経血の塊・生理痛が無くなる。

◆よもぎシート(シートは布ナプキンと一緒に使用し、ショーツ側に使用。) →局所の温め効果。        

◆お灸指導(足三里と三陰交。着床期以降は三陰交は控える。) →リラックス感。

◆よもぎ蒸し(生理前後。韓国オリジナル漢方処方。) →運動した日のような快眠感。

◆ヨガ(骨盤矯正・クレンジングのコース) →ストレッチ。リラックス感。


インタビュー① ~妊娠に向けての活動の中で~

【印象深かった出来事・転機】

治療をしていくにつれて、主人との妊娠に向けての温度差が縮まっていったことです。

主人は精子の運動率が悪い中で男性側にも原因があるものだということを実感して、より努力をしてくれるようになりました。単身赴任の主人が採精のためだけに帰ってきたり、タバコをやめたり、注射を受けている私に「何もしてあげられなくてごめん」と言ってくれたり。勇気づけられました。

また、二つ目の病院ではっきりと現実を言われる中で、より不妊というものが私たちにとってリアルになり、二人でその度に現実を突きつけられながらも強くなったと思います。厳しさの中にも優しさを感じました。

 

【改めて…夫婦に大事なものは何だと思うか】

思いやりです。

 

【改めて…どんな家庭にしていきたいか】

小さな幸せに気づける家庭にしたいです。

 

【今回の妊娠の鍵になったものは何だと思うか】

移植後のリラックス感です。移植直後にアロマハートケアを受け、「頑張る」とか「お願い」とかではなく、無の境地みたいな『受け入れる』という状態になれたのが良かったと思います。

 

【今妊娠に向けて頑張っている人へのメッセージを】

私は「あれをしておけば良かった」と後悔したくなかったので、いいと思うものは一通りやりました。鍼も移植前後でやりたいと思ってやりました。

周りに何を言われても、やりたいことはやるという姿勢は、後悔がなくていいと思います。

インタビュー② ~要望~

【不妊を取り巻く環境に要望があれば…】

私は友達が先に妊娠に向けて活動を始めていたことで、一歩を踏み出せました。その友達がいなかったら、私たちは結婚8年ということでそのまま諦めていたかもしれません。気軽に一歩を踏み出せる場がほしいです。国に対しても、生まれた後のお金のことも大事ですが、生む前の環境対策がもっとあればいいのにと思います。

 

【不妊に携わる鍼灸院に要望があれば…】

癒しと情報提供。思いを話しきって情報も聞けたあと、安心して寝れる、あの時間は癒されました。

 

【当院への要望があれば…】

アロマハートケアなど、そこまでして貰えるんだという驚きと嬉しさはありました。不妊に悩んでいるもの同士のコミュニケーションが取れる場があれば、また良かったです。変化し続けていってください。楽しみです。


当院より

・Aさんは鍼灸に来られる前からもいろいろされており、身体も大体整っていたように思います。また、鍼灸を始められてから割と早い時期に、体外受精のための薬での周期調整に入られたこともあり、「薬の副作用に対してのケア」「精神的な安定」を意識した施術を心がけました。『移植前後の鍼』もご希望でしたので、全体的に体外受精のスケジュールに合わせて通われた形となりました。(移植後・妊娠後の鍼に関しては、刺さない鍼で対応しています。)

・Aさんは一度流産を経験されたということもあり、移植後の心の安定のためにと、アロマハートケアをおすすめしました。ケア一週間後の彼女の雰囲気がとても穏やかで静かだったのが印象に残っています。瞑想という要素がここまで深く人を落ち着かせてくれるものなのかとこちらも勉強させて貰いました。