女性39歳 男性37歳
妊娠を希望し始めた時期:(X-1)年1月頃
【西洋医学】
婦人科治療を本格的に受け始めた時期:(X-1)年1月頃
〔Aクリニックにて〕(X-1)年1月~
検査:検査せず
治療:タイミング (X-1)年1~2月(低:フェリルモンP、排/高:hcg×3) 2月(+)10週流産
3月~X年2月(低:フェリルモンP、排/高:hcg×3) (-)
〔Bクリニックにて〕X年3月~
検査:ホルモン検査のみ⇒問題なし
治療:タイミング X年3~4月(薬使用無)(-)
人工授精 5~6月AIH(薬使用無)(-)
〔Cクリニックにて〕X年7月~
検査:AMH⇒40代、不育検査⇒数値少し基準に届かず、血液・乳汁検査⇒問題なし
治療:人工授精 X年7月AIH(排卵時:hcg)(-)
タイミング 8月(お休み周期)(+)心拍確認・卒業
※アスピリン5週~10か月まで
【東洋医学】
鍼灸開始時期:X年5月
所見:生理(塊有・色始明終暗・痛無) / 生理前症状(イライラ・腰痛) / 排卵時(痛・粘液有)
基礎体温(低36.0-3 ~12-14日・高36.5-8 ~12-14日)
不定愁訴(冷え・肩こり・生理前症状・ストレス)
施術:体質改善・周期に合わせた施術 X年5月タイミング 高温期1回
5月AIH 低温期1回/高温期1回
6月AIH 低温期1回/高温期3回
7月AIH 高温期1回
8月タイミング 高温期1回(+)
(+)後6回、今後12週まで週1で通院予定
【その他】
◆漢方 (X-1)年1月~ずっと(当帰芍薬散) →効果は分からない。
◆ヨガ (X-1)年1月(一回目妊娠前2-3回。しんどくないヨガ。) →気分爽快。血流アップした感じ。
X年7月(二回目妊娠前2回。しんどくないヨガ。)
◆パイロゲン X年8月(飲んで2-3週で妊娠) →おいしいが効果は分からない。
【印象深かった出来事・転機】
結婚が遅かったので最初は妊娠は難しいかもと覚悟していましたが、半年で一度目の妊娠をし、流産はしてしまいましたが、次もすぐ妊娠できるかと期待していました。その分、その後の一年の間はきつかったです。主人が常に協力的だったのが励みとなり、結婚して良かったと改めて思いました。
【大変だったこと】
流産後の心の立て直しが大変でした。ゆっくりと戻ってきた感じですが、この鍼灸院に来て相談ができたのが良く、心が楽になりました。どうしたらいいか、やれることがたくさんあるということで、希望を持って前向きになれました。
【改めて…夫婦に大事なものは何だと思うか】
べたですが…思いやりです。今回助けて貰った分、今後は私も助けていきたいと強く思います。
【改めて…どんな家庭にしていきたいか】
陽だまりのような、ぽかぽか居心地のいい家庭にしたいです。
【今回の妊娠の鍵になったものは何だと思うか】
いろんな努力…たくさんの支え…不思議なご縁…が重なった上での奇跡だと思います。
【妊娠に大事なものは何だと思うか】
安心感です。
【今妊娠に向けて頑張っている人へのメッセージを】
・できないと落ち込み、閉じこもり、子供がいる人と会うのがつらくなります。私も随分マイナス思考になりました。ただ、吐き出す先があると心も体も上がります。頼れる人に頼って下さい。
・最初から不妊専門とうたっているところがいいと思います。普通のところだと思いを軽くみられがちで私はつらかったです。
【不妊を取り巻く環境に要望があれば…】
広島は不妊治療への理解がまだ少ないのでしょうか。体外受精を考えているとき、偏見など、心無い言葉を何度もかけられ、ショックを受けました。不妊で悩んでいる人は多いので、肩身の狭い思いをしなくてもいいように、もっと知識や理解が世間に広まっていったらと思います。
【不妊に携わる鍼灸院に要望があれば…】
術はもちろんですが、心のケアもできる場所であってほしいと思います。
【当院への要望があれば…】
通い始めて私の顔つきが変わったと、主人の方が通うことを積極的に勧めてくれました。妊娠できないストレスを発散できる場所としても、発展していってほしいです。アロママッサージなどが好きなので、そういうのもリラックスできるからいいかも…。
・Cさんは初診時、気持ちが一杯一杯な様子が切実に伝わってきたのを覚えています。そして来られる度に、話せてリラックスできる場所があって本当に嬉しいと言って下さっていました。その内、随分顔つきが落ち着いてこられて、ある時は「注射をして3日間情緒不安定でした」などと、ご自身の精神的な状態を客観的にしっかり捉えられるようにもなっていて、私の方がその変化に驚かされていました。もう気持ちの方は大丈夫、そう思った矢先での病院お休み期間中のタイミングでの妊娠でした。心は本当に大事、そう改めて勉強させていただいたなと思っています。
・鍼灸治療としては、排卵に問題がないようでしたし、特に気持ちをゆったりと過ごしてほしい高温期を中心にサポートさせていただきました。以前の妊娠時には、頭痛や唾液悪阻など妊娠時の様々な症状がとても強く出てきたようですが、今回は随分楽ということで少しは身体へのサポートもできたのではないかと思います。