女性32歳 男性30歳
妊娠を希望し始めた時期:(X-2)年夏頃
((X-6)-(X-5)年に生理不順で検査しPCOSとの診断を受け、ショックで半年位生理が止まる。
高PRLとの診断も受けカバサールもしばらく飲んだ時期があるが、値は下がって止める。)
検査:風疹抗体⇒問題なし
タイミング (X-2)年夏~(X-1)年3月 3月(+)胎嚢確認後流産
(流産後、生理痛・生理前の胸の張りが出、夏には口唇ヘルペスも出たため、養生を開始。)
タイミング (X-1)年4月~10月 10月(+)化学流産
検査:簡単な不育症⇒問題なし
お休み期間 11月~X年8月
【西洋医学】
婦人科治療を本格的に受け始めた時期:X年8月頃
〔Aクリニックにて〕X年8月~
検査:AMH⇒問題なし
詳しい不育症検査をしようとしていた矢先でのタイミングでの(+) 心拍確認・卒業
【東洋医学】
鍼灸開始時期:X年8月
所見:生理(塊無・色明・痛無) / 生理前症状(胸の張り) / 排卵時(痛無・粘液有)
基礎体温(低36.3 ~21-28日・高36.7 ~14日)
不定愁訴(生理不順・強い肩こり)
施術:体質改善・周期に合わせた施術 X年8月 高温期2回
9月タイミング 低温期2回/高温期2回(+)
(+)後、初期の多少の出血と軽い腹痛、仕事量に応じた身体の不調、強い便秘と悪阻などで、
近所ということもあり、連日~3日置きで現在26回施術。
(毎回必要に応じて10分~30分刺さない鍼にて。)
【その他】
◆漢方 (X-1)年9月~X年2月
→一回目の流産後から起こっていた生理痛、胸の張りがなくなる。排卵も順調に。
調子が良くなり卒業となった。(が、仕事がハードになった2013年6-7月に、
胸の張りと排卵の延長が再発。)
◆靴下4枚履 (X-1)年9月~
→婦人科系のところに穴が空く。生理痛の助けになったかも。
◆半身浴 (X-1)年9月~
→下半身の血行促進。お腹まわりが痩せた。風邪をひきにくくなった。
◆生活習慣改善「カフェイン絶つ」「味噌汁毎日」「冷たい飲物を避ける」 2012年9月~
【印象深かった出来事・転機】
2度の流産後に、「このままできなくても、そういう自分を許せて受け入れられるか」と占いで聞かれたことがきっかけで、ありのままの、ただの自分と向き合ってみようと、約1年間子供の事を考えずにお休み期間を持ちました。今まで何でも欲しいと手に入れてきたけど、子供についてはそういうところではないと気付く機会になりました。
【大変だったこと】
自分の至らないところ、自分の思い通りにしたいという気持ちが強いところ、は自分で認めたくないところでもあり、向き合うのが大変でした。でも今思うと、その気持ちの強さが職場や夫婦関係にも悪い影響を与えていたようにも思います。子供に対しての自分のこだわりと向き合うことが、結果的にいろんな意味での自分の成長に繋がりました。
【改めて…夫婦に大事なものは何だと思うか】
夫婦で仲良くしていてこその子供なので、2人でいる時間を大事にすることです。1回目の流産後から、旦那さんが2人でいる時間を今まで以上に大事にしてくれて、そんな旦那さんがいたからこそ頑張れたと思います。
【改めて…どんな家庭にしていきたいか】
生まれてくる子供そのままを受け入れて、のびのびと育てたいです。そしていつも夫婦で仲良くしていたいです。
【今回の妊娠の鍵になったものは何だと思うか】
漢方や鍼で身体を整えたことと、心の持ち方として、ありのままの自分を受け入れられるようになり、人の子供をみて比べて落ち込むことがなくなったこと、です。
【妊娠に大事なものは何だと思うか】
検査で問題がない場合は、身体を整えることと心の持ち方を見直すことが大事だと思います。
【今妊娠に向けて頑張っている人へのメッセージを】
子供は、欲しいと思っても掴めないもので、心穏やかに待つという姿勢がとても大事だと思います。そのことに向き合うことはとても大変で、私も苦しかったのですが、必要な時間でした。
【不妊を取り巻く環境に要望があれば…】
仕事をしつつ不妊治療をするのは大変だと思います。でもお金がかかるので仕事は止められません。そのための休暇など、両立できる仕組みがあればいいのにと思います。安心して妊娠できて生める環境ができてほしいです。妊娠初期の悪阻がひどい中で働くのがとても大変でした。
【当院への要望があれば…】
ここに来て良かったと思います。子供ができなくて自分を追いつめてしまうとき、妊娠初期の不安なときなど、友達にはなかなか話せません。ここで話を聞いてもらって、そして身体も整えて貰って、普段買いにくい妊娠に関する本もたくさん読めたし、アロマハートケアも必要な時期に受けられて助けになりました。妊娠したい人には整っている、かゆいところに手が届く場所です。出会えて良かったです。
・Dさんは、ご自身で養生を頑張ってちょうど1年くらいの方だったので、それでも残っている症状を治療するということで、強い肩こりなどもありましたし、鍼灸の出番だったかなとも思います。また、普段の生活で症状が再発した際にご自身でも対処できるようにと指導する中で、しっかり頑張っていただけて、早いペースで身体の様々な症状が落ち着いたように思います。そして、すぐの妊娠でした。(気になる症状を治療してすぐ妊娠ということは結構あるように感じています。)ただ、Dさんは度々の流産経験もあり、妊娠してからが大事だったように思います。仕事も無理して頑張る方だったからか、身体の体力が追い付かなかったからか、妊娠初期の様々な症状(少量の出血、下腹部痛、悪阻、強い便秘など)を治療しても再発しやすく、毎日のように身体を診させていただきました。たくさん勉強をさせていただきました。(治療はもちろん、刺さない鍼での対応です。)
・私がDさんに出会ったときは、1年間のお休み期間の後の心が落ち着いてきた時でしたが、やはり流産経験が数回あるということで妊娠してからの不安が強く、心身両面で頻回に診るということの必要性を感じました。Dさんをきっかけにして、料金も負担にならないようにと見直すこともできました。(治療にかかった時間分ということで10分1000円からとしました。Dさんにおいては、状況に応じて10分1000円~30分3000円となっています。)