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日本で不妊という現象はいつから始まったか…

日本で本格的に不妊という現象が起こり始めたのはいつごろか…

そこから不妊の原因を探っていきます。

 

横浜で不妊鍼灸に日々勤しみながら、何か疑問に思うたびに走り回っていた頃、

ふと、いつから不妊という現象は起こったんだろうと思い立ちました。

 

そこで行ってみたのが、戦前の婦人雑誌も扱っている研究用図書館です。

 

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そこで婦人雑誌をみていくと、「不妊」関連の文字が躍り始めたのは、戦後でした。

 

・ひらひらとした足元の涼しい西洋服の登場

・あまり動かなくてもいい便利な生活への変化

 

の中で、まず妊娠しにくくなったのは、お金持ちのお嬢さんだったようです。

 

そしてその時代での治療法は、温泉療法などの温める方法でした。

 

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やはりそこか!という実感でした。

 

もちろん、現在は、女性の結婚や妊娠出産を望む年齢が高くなり、

卵子老化がネックになっているのも大きな不妊現象の原因だとは思います。

 

が、戦後の女性の体質の変化も確かにあるように思います。

 

足元の寒さ対策については、ほとんどの不妊専門鍼灸院でも言われていると思いますが、

昔ながらの頭寒足熱の考え方はやはり大事なんだと思いました。

 

それから、動くことの大事さも改めて実感しました。

散歩など特に下半身の血流促進を積極的に促すことが重要かと。

家事などをしっかり動きながらということでもいいと思います。

 

カイロや電気毛布など外から熱をという方法もありますが、

熱が逃げ過ぎないようにと保温の意識を高めるくらいにしておいて、

積極的に動くことで身体の中からの自然な熱発生を促す方が身体にはいいと感じています。

 

気持ちよく歩くことが定着し始めたころに自然妊娠という方も実際に見受けられます。



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ということで、まとめますと、

現代の不妊現象の原因として予測できるのは、



①妊娠出産年齢が遅くなり、卵子の老化と共に妊娠しにくくなった… 

②足元を冷やす服装など下半身の冷え…

③便利な生活の中での運動不足…



の3点と思われます。



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生活の中で意識して工夫してみてください。

生活改善のポイントは、義務的でなく気持ちよく、です。

身体はしっかり応えてくれるので、その変化を感じて貰えると楽しくなることと思います。