へバーデン結節とは、指の第1関節が痛くなり、腫れたり変形したり曲がってしまう原因不明の疾患です。うちの流派ではへバーデン結節に関して論文を書いた先生がいましたが、最近私もよく出会うのでシェアしておこうかと思い立ちました。
へバーデン初期の痛みはじめに関しては、早めにアプローチすれば大丈夫だなと最近思うようになりましたが、まずは頭に気の滞りとツボが出ます。うちの流派ではリウマチも頭の滞りが出ますが、手をよく使う中で頭の指と関係している機能が疲れてしまうのかも、と推測しています。
その後に出るのが指のツボですが、痛みが出ている関節の手の平側の中央真ん中にプラス点が出る場合が多いです。たまに超初期だったり、ずいぶん慢性化している場合には、関節の側面のどちらかがプラス点で反対がマイナス点ということもあります。うちでは細かくプラス点を判定してそこにチタン粒を貼るのですが、即効性を感じる人が多いです。その後も家で粒の上から押してもらったりしています。プラス点は温めや押す刺激もいいので、それで試してもらったりもしています。慢性的なへバーデンで変形などが起きている場合はすぐにというのは難しいのですが。。
へバーデンは、台所仕事などで手をよく使う40代女性に多いと言われていますが、パソコンで特徴的な指の使い方をしていたり、楽器をやる中で指を多用していたり、ということで男性にも増えてくる可能性もあるのではと思っています。
先日の方は、前の週から第1関節が痛み始めたと言われていたのですが、痛み始めの頃の話を聞くと、手をちょっと怪我してそこをかばいながら家事をしていたとのこと。そしてその動きで指に負担がしっかりかかっていたかも…とご本人も腑に落ちている様子でした。調理器具の工夫で指への負担は減らせそうとのことだったので、是非そうして下さいとお伝えしました。
第1関節が痛くなったことがある方は、指への負担を考えて、何か工夫できるといいのかもしれませんね。そして痛くなった際には、頭のツボはちょっと探すのは難しいかもですが、第1関節・手の平側・真ん中ということでちょっと押してみるのもいいかもしれません。手の甲側は逆にマイナス点として刺激をしたり温めない方がいいので触らない方がいいかと思います。
誰かの何かの参考になればと思います。。。